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鉄欠乏症貧血

鉄欠乏症貧血とは?

貧血の中でも一番多いのが「鉄欠乏症貧血」です。成人女性の約5~10%が該当するよくある症状と言えます。
血中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン」を構成する鉄分が不足することで起こります。

鉄欠乏症貧血の原因

  • 鉄分の摂取不足
    偏った食生活やダイエットによって、食事から摂る鉄分が不足していることで起こります。
  • 鉄分の体内での需要増加
    成長期や妊娠中は鉄分が多く必要になるため、鉄分不足が起こります。
  • 鉄分の排出量の増加
    月経中の女性や、子宮筋腫、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・大腸がんなどの消化器疾患のある方は出血が多く、大量の鉄分を奪われるため、鉄分不足が起こりやすくなります。

鉄欠乏症貧血が疑われる症状

□ ちょっと動いただけで動悸・息切れがする □ 倦怠感がある □ 顔色が悪い □ あくびが出やすい
□ 立ちくらみがする □ よく口内炎ができる □ 朝が苦手 □ 爪がもろい

鉄欠乏症貧血の治療法

鉄剤の服用

1日1~2回内服し、定期的に受診して経過を診ていきます。
吐き気や腹痛、便秘などの副作用が出ることがあるので、気になることがあればご相談ください。

鉄剤の注射

内服で改善しない・副作用が出る場合は注射で鉄剤を補充します。
アレルギー反応に注意し、通院することで治療が可能です。

鉄欠乏症貧血の予防法

鉄分の多い食事を摂る

1日に必要な鉄分量は成人男性で7.5㎎、成人女性で11.0㎎とされます。
鉄分はレバー、あさり、ひじき、いわし、かつお、ニラなどに豊富に多くに含まれています。
ビタミンCと一緒に摂ると体内に吸収されやすくなるので、おすすめです。

鉄分の吸収を妨げる食事を控える

緑茶、紅茶、コーヒーなどは鉄分の吸収を妨げるタンニンが豊富なので摂り過ぎないようにしましょう。

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