精神的な不安、緊張、恐怖、ストレスなどを感じたときに体内の二酸化炭素が下がりすぎることで起こる呼吸困難のこと。
人は肺で酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出しています。この空気の入れ替えを「喚起」と言います。
喚起が過剰になり、体内にある二酸化炭素が低下すると、血液がアルカリ性に傾き、呼吸困難以外にも様々な症状が起こります。
肺炎や肺血栓塞栓症などでも似たような症状がありますが、過換気症候群では特に原因となる身体的な異常が見受けられません。
思春期のお子さま、若い女性に多い症状です。
□ 息苦しい | □ 動悸がする | □ 頻脈 |
□ 手足が突っ張る | □ めまいがする | □ くちの周りがしびれる |
□ けいれん | □ 失神 | □ 呼吸困難 |
発作が起こっているときにはまずは落ち着くことが大切です。
症状が頻繁に起こる患者さんには精神科、心療内科の受診や自律訓練法や認知療法などの心理療法を行うこともあります。
いつの間にか症状が改善することも多いのが特徴です。
ストレスが主な原因となるため、ストレスをコントロールすることが肝心です。
規則正しい生活を心掛け、心身ともにリラックスするようにしましょう。